新型iPhone12・iPhone12 Pro/Pro MAX発売と同時に、auから「故障紛失サポート with AppleCare Services」 という新しい保険サービスが始まりました。

正直、使うか分からない保証サービスに毎月1,000円払うって、馬鹿馬鹿しいですよね。

iPhoneを買い替えた時、auショップで機種変更の際に「故障紛失サポート with AppleCare Services」をオプションでつけられそうになりました。が、私には必要ないので外してきました。
結論から言うと、この新プランのAppleCareは人によって損をするかもです。もし保険に入るのであれば、もっと安くていいものがあるので紹介します。
本記事の内容
- AppleCareは損する理由【auの新プランを徹底解説】
- AppleCareに加入せずに自分でできる対処法
- AppleCareは全ての人がお得になるわけではない
- auのAppleCare限定の話になります。
- Apple公式サイトから購入できるAppleCareとはちょっと違うので、ご理解のほどお願いいたします。
AppleCareは入るべき?損しかない理由【auの新プランを解説】
auで「故障紛失サポート with AppleCare Services」のサービスが、iPhone12シリーズ発売と同時に始まりました。

auの「故障紛失サポート with AppleCare Services」とは?
AppleにはもともとAppleCareのサービスがありますが、今回ご紹介している「故障紛失サポート with AppleCare Services」というのはAppleのサービスを一部借りたau独自の保険になります。
サービスの内容は以下です。
- Apple公式の保証サービスを最大4年間提供
- チャットまたは電話のテクニカルサポート(無料)
- iPhone本体、バッテリー、および付属のアクセサリの修理サービス(無料)
- 過失や事故による損傷の修理(画面修理:3,700円・その他:12,900円)
- 紛失・盗難時に電話一本で新品同等品を受け取れる(一律12,900円)
- 料金はiPhone12が月額890円・iPhone12 Pro(Pro MAX)が月額1,190円
画面の損傷の修理は、保険適用外だと数万円かかるので、一見するとこのサービスはお得に感じますよね。
Applecareに入らなくて良い理由
しかし、冒頭でもお話ししたように、結論入るべきではないと考えてまして、理由は以下。
- 割らなければいい話
- 無くさなければいい話
後に解説しますが、万が一画面を割っても、保険適用外の方が得をする場合もあるので注意が必要です。
AppleCareに入るべき人
- テクニカルサポートをどうしても受けたい方
- iPhoneを紛失する自信がある人
- 何度も画面を割る自信のある方
この3タイプのどれかです。
単に修理サービスを受けるだけなら、わざわざ高いお金を払う必要ありません。他社のモバイル保険で十分かと。
バッテリー交換は、保険料を満額払うよりも保険適用外の方が安いです。(それ以外の保険適用サービスを使わなかった場合)
保険なしでお得に使っている私の現状
私の現状は、下記の通りです。
- iPhone11をau回線で利用中
- AppleCareには入っていない
auで新規でスマホを契約した2年前は、オプションとかも、あまりわかりませんでした。なので、AppleCareとかは当たり前かのように入るサービスかと思ってたんですよね。

というのも、当時まだ学生だったので、「100円でも無駄なお金は払いたくない!」と思ってました。
そこで、AppleCareで毎月1000円近く取られていることに気づいたので、そもそも今まで携帯を失くしたことはないし、画面を割ったこともないし、、、という、謎の自信で保険を外しました。笑
- 保険料を払い続けて何も起こらなかったらお金の無駄
- 自分で割らないように対策すればOK
実際、これじゃないですかね。という感じで、AppleCareに入っていたのは最初の数ヶ月だけでした。
損するカラクリを徹底解説
今回は、iPhone12 Proの料金を例に解説していきます。画面の損傷について保険に入るかどうか悩む方が大半だと思うので、そこに焦点を当てていきます。
今回参考にしたのは、こちら。
- 故障紛失サポート with AppleCare Services(au)
- iPhoneの画面の修理(Apple)
iPhone12 Proの場合と仮定して、以下の数字を例に解説していきます。
- iPhone12 Proは月額1,190円
- 保険適用時で画面修理が3,700円/回
- 保険適用外時で画面修理が30,400円/回
料金携形態を一覧にまとめてみました
パッとみて一目瞭然ですが、AppleCareに入った場合、4年間での総支出額がとんでもなく高いです。。。
一方で、AppleCareに未加入の場合、1回画面修理をしても30,400円の出費で済みます。

注意点
ここで一つ注意点を挙げるなら、「画面を割りまくる人」は保険に入っておいた方が良いかもしれません。

一方、AppleCareに未加入の場合、60,820円あれば2回も修理ができます。(1回30,400円)
さらに、AppleCareに未加入だとしても、トラブルがなければトータルの支払額はゼロなんですよね。(表の赤線部分を参照)
このように、AppleCareに入るとお金だけ払って損をする場合もあり得ます。なので、必要なのかどうかをしっかり判断したいところ。
AppleCareで気をつけるべき点まとめ
- Appleも商売なので、100%善意でサービスを行っているわけではない。
- 利益がないとサービスを開始するわけがない。
- 生命保険とかは保険が下りる条件があるが、AppleCareは帰ってこない。
- 割らなかったら損して終わる。もし万が一割っても損するかもしれない。
- オプションを0円にできるかもしれない。

AppleCareに加入せずに自分でできる対処法とは?
答えは以下2つです。
- 格安のモバイル保険を利用する
- 頑丈なケース・フィルムで対策
一番はiPhoneを大切に使うことに変わりないです。笑
とはいえ、高価な精密機器なので、できる限りの対策はしておきたいですよね。ということで、上記2点に関して、順に解説していきます。
格安のモバイル保険に入る

ひとつだけ注意点があり、非正規の修理店で依頼すると、今後Appleで修理が受けられなくなることです。とはいえ、Appleで修理をするよりも各段に安いのがメリット。なので、あまりこだわりがない人はモバイル保険でも十分でしょう。
毎月700円で加入できるモバイル保険の詳細
モバイル保険は、毎月の料金700円のみで、年間10万円まで修理サポートをしてくれます。さらに、持っているスマホ+2台まで保障が適用。家族で加入などでさらにメリットは大きいですし、控えめに言ってお得すぎる。
対応しているサービスは以下です。
- 破損
- 水没
- 盗難
- メーカー保証不可のもの
など、スマホに関するトラブルはほぼすべて対応可能のようですね。
また、他社のキャリアに乗り換えても、機種変更をしても、保障は継続されるので安心かつ楽です。(最新機種も月額料金は変わらず)
ちゃんとしたiPhoneケース・フィルムを付ける

MIL規格とは?
MIL規格(ミルきかく)とは、一般的にアメリカ軍が必要とする様々な物資の調達に使われる規格を総称した表現である。ミルスペック、MIL-STD、defense standardとも呼ばれる。
具体的には、以下の様々な耐久テストを行い、基準に合格すると企画が認められます。
- 低圧
- 高温・低温
- 衝撃・落下
私はこのMIL規格のケースを3年以上愛用していますが、iPhoneの液晶が割れたことは一度もありません。
そんな頑丈なケースとはいえ、万が一壊れてしまうこともありますよね。そこで、先ほど紹介したモバイル保険とかに入っておくと、低価格かつ安心なのでいいかもしれません。
AppleCareはすべての人がお得になるわけではない
ここまでの話を一旦まとめます
本記事でのポイントをまとめます。
- iPhoneを割らなければAppleCareに加入する必要性は低い
- お得になる場合とそうでない場合があるので見分けが大切
- 自分でできる対処法は、ちゃんとしたケース・ガラスフィルムを付けること
- それでも割れてしまう可能性もあるので、モバイル保険への加入で安心
損しないために、料金プランは自分で見直す
このAppleCare以外にも、結構スマホを契約する時って、よく分からないオプションが付いてきますよね。
純正サービスに囚われずに、少し視野を広げてみるとお得なモバイル保険などあります。
ぜひお試しあれ!